この度、EK-Staseでは、情報に反抗するための雑誌、『Infomental』を作りました。
Webや一部の書店、映画館でも購入出来ます。是非、手に取って頂けたらと思います。
それに並行し、ウェブサイトも作りました。色々な映像が見られる仕組みになっていて、編集者が更新するページや、ニュースのページもあります。カッコいいと好評なので、是非ご高覧ください。
雑誌のページ http://ek-stase.under.jp/?page_id=20
Topic
・Introduction 1~4P
・インフォメンタルに向けて 5~11P
・Virus 12~15P
・e2047 16~19P
・実存的肖像 20~21P
・Barry Doupe´ interview 22~26P
・Barry Doupe´&James Whitman 27P
・インフォメンタル的漂流 28~33P
・突破方法 34~35P
・Tianjia Zhao 36~47P
・ARISE AND WALK 48~51P
・筋金入りの愛の世紀 52~98P
Topic
・Introduction 1~4P
・インフォメンタルに向けて 5~11P
・Virus 12~15P
・e2047 16~19P
・実存的肖像 20~21P
・Barry Doupe´ interview 22~26P
・Barry Doupe´&James Whitman 27P
・インフォメンタル的漂流 28~33P
・突破方法 34~35P
・Tianjia Zhao 36~47P
・ARISE AND WALK 48~51P
・筋金入りの愛の世紀 52~98P
サイズ:A5
価格:2,000円(TAX IN)
発売日:2012年8月
ページ数:98ページ
価格:2,000円(TAX IN)
発売日:2012年8月
ページ数:98ページ
付録DVD:Infomental(2011)、Splinters(2008)
Hiroshi,Nagasa,and Me, Free(2006)
編集、デザイン:Yokna Patofa,Tom Hara
企画、販売元:EK-Stase
Hiroshi,Nagasa,and Me, Free(2006)
編集、デザイン:Yokna Patofa,Tom Hara
企画、販売元:EK-Stase
お取り扱い店一覧 http://ek-stase.under.jp/?page_id=146 随時更新中です。
<雑誌製作協力スタッフ>
バリー・ドゥペ インタビュー記事
翻訳チェック:デフィー
表紙写真
人物 : Yuko(lloy)
ヘアスタイリング : Shinpei Tanaka
vol.2は来年を予定しています。その前にvol1を生かして映画を撮って、vol2にまたその映画を生かす感じで行きたいと思っています。
映画も、雑誌も、興味を持たれた方は、是非連絡下さい。お待ちしております。
YOKNA PATOFA
情報は、線の中を飛び回る。まずは微生物の小さな細胞の中を、少し大きく複雑になり、今度は心の中を、言葉の中を、宇宙空間を、今を、昔を、移動して行く。
infomentalは「インフォメーション」と、「メンタル」からなる造語であり、「情報への反抗」という、この雑誌のテーマが示す『情報』とは、基本的には高度情報化社会における「情報」、また、それによって影響される個人的、集団的精神の形を指している。
infomentalは「インフォメーション」と、「メンタル」からなる造語であり、「情報への反抗」という、この雑誌のテーマが示す『情報』とは、基本的には高度情報化社会における「情報」、また、それによって影響される個人的、集団的精神の形を指している。
しかし同時にこのテーマは、言葉や、思考だけではなく、身体的にも(遺伝子/感覚器から神経を通り脳に伝達する「情報」)、無意識的にも、情報的現象の中で存在している人間に対して掲げるには、初歩的な段階で、大きな矛盾を孕んでいるともいえる。
デジタルの社会との出会いは人間の自らの捉え方を変えた。ハードウェアやスマートフォンを肉体の代理人にすることで、80年代サイバーパンクのような人体改造を免れたつもりでいながら・・・、互いの感情は浸透し合っている。インフォメーションの夢の島では見た事もない虫が発生し・・・その虫は受肉され現実の林檎を齧るだろう。
自分が認識している以上に、ふとした感覚は真実や未来を捉えていて、
最近、スマートフォンがスマート過ぎて使えない、という話を何人かの別の友達から聞いたけれど・・・。
割り切れない思いの中でモヤモヤしているBarry Doupé'のデジタルワールドの登場人物たちに対する私自身の共感も、
もしかしたらそれは人間という孤独な存在に良くある幻想的な心理であるとも言え、「ハイレベルな無機物の中に心を見てしまう」という同時代現象の中の一つなのだろうか?
ただ、バリーの場合は、単純な擬人化とはまた違うような気もする。
それではそれは何なのだろうかというのは、バリーの映画を初めて観て以来、ずっと心の中にあった疑問であり、今回インタビューという機会を得ることが出来、それに少しでも迫れたらと思った。
バリーの世界と現実世界の法則の不可思議なすれ違いの中で、
どうしてだろうか、いつの間にか、こう確信してしまう。
彼らの中に心や感情は確かにあると・・・。
人間の価値判断を越えた、これまで公開もされずにいたかのような、デジタル情報の自律的世界が存在すると
バリーには、メールで10数問のインタビューをまず行い、その後で、「潜在意識」という、それまでの回答に頻出した単語と、個人的には前作「Pony tail」以上に問題作であった「The Colors that Combine to Make White are Important」という最新作に対し、補足の質問をした。
バリーの作品ほど、未だ観ぬ可能性に溢れた映画を私は観た事がない。
それは本当に理解できず、だけど何故かとても感動する。
Barryの作品は、EK-Staseサイトのニュースページにも書きましたが、現在new museumのオンラインエキシビションで公開されています。是非ご覧ください。
http://ek-stase.under.jp/?page_id=2
それから「反抗」と言いながらも、インターネットがなかったら、この人とは会えなかったんだという気持ちだけは、確かに間違いなく存在するものであって、
Tianjia Zhaoとの出会いもその象徴といえる。
Tianjiaは中国に住んでいる絵を描いてる女の子で、英語やフランス語、ドイツ語を始めとして何カ国語もの言語を独学で学び、その辺の事情は今回の雑誌にも書かれている。
Tianjiaとはfacebookで知り合い、色々な話をしたけれど、国からは壁があってfacebookにはアクセス出来ず、VPNを使って迂回しているということだ。インターネットが無ければ会えなかったし、インターネットが無くなったら会えない。私は(泣かされることも沢山あるが..)彼女は天才だと思うし、ポートレイトも単に性的なだけではなく独特な魅力があり、描いた作品を見た時は、見た事のない絵だと思った。
雑誌には、作品の他に、彼女自身に文章を書いて貰い、ポートレイトと共に、掲載しました。
vol.1は言葉にならないことで溢れていると思う。
vol.2のことはまだ想像出来ないけれど、全く違うものにしたい。
紙ヤスリを表紙にした人もいることだし・・・・・・・・・・・・・・・・・
バリーの作品ほど、未だ観ぬ可能性に溢れた映画を私は観た事がない。
それは本当に理解できず、だけど何故かとても感動する。
Barryの作品は、EK-Staseサイトのニュースページにも書きましたが、現在new museumのオンラインエキシビションで公開されています。是非ご覧ください。
http://ek-stase.under.jp/?page_id=2
それから「反抗」と言いながらも、インターネットがなかったら、この人とは会えなかったんだという気持ちだけは、確かに間違いなく存在するものであって、
Tianjia Zhaoとの出会いもその象徴といえる。
Tianjiaは中国に住んでいる絵を描いてる女の子で、英語やフランス語、ドイツ語を始めとして何カ国語もの言語を独学で学び、その辺の事情は今回の雑誌にも書かれている。
Tianjiaとはfacebookで知り合い、色々な話をしたけれど、国からは壁があってfacebookにはアクセス出来ず、VPNを使って迂回しているということだ。インターネットが無ければ会えなかったし、インターネットが無くなったら会えない。私は(泣かされることも沢山あるが..)彼女は天才だと思うし、ポートレイトも単に性的なだけではなく独特な魅力があり、描いた作品を見た時は、見た事のない絵だと思った。
雑誌には、作品の他に、彼女自身に文章を書いて貰い、ポートレイトと共に、掲載しました。
vol.1は言葉にならないことで溢れていると思う。
vol.2のことはまだ想像出来ないけれど、全く違うものにしたい。
紙ヤスリを表紙にした人もいることだし・・・・・・・・・・・・・・・・・