高野山は、面白かった。お墓がずーっとある。帰って来てから、全然枚数を撮っていないと気付いた。これでは壮大さが伝わらない。とにかく延々とある。有名な人物(豊臣秀吉など・・・)のお墓もあるし、ロケット型だったり変わった形のお墓もあるし、中には苔に覆われ、崩れ、もう誰のものかもわからないくらい歳月を経ているものもある。奥の院を目指しながら歩いて、とうとう最も奥のはずの、空海のいるといわれてる所まで見た後でおばあさんに、「奥の院てどこなんですか」?と聞いたら、「今まで通って来た道全部が奥の院で、お墓が始まるところからこっち側全部はもうあの世なのだ(語尾を忘れてしまったけど、なんじゃよ、のようなニュアンス)」と言っていた。
お墓が続く森の中の道は、確かに不思議な世界に迷い込んだようだった。
動かない物たちの上に(中から)、時間が変化を与え、その変化が堆積していて、そっとされている。
それが、ずっと続いて行く。
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