BLACK MOON, Model Yusei Yamamoto, Shot by Yokna Patofa
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Thursday, 2 June 2011

魔女の家



Witch house?



Witch house (sometimes referred to as drag) is a term used to describe a subgenre of industrial music, which features a prominent hip-hop influence, specifically the 1990s Houston chopped and screwed sound pioneered by DJ Screw.[1][2] By applying techniques rooted in Swishahouse hip-hop – drastically slowed tempos with skipping, stop-timed beats[3] – with signifiers of noisedrone, or shoegaze, Witch House recontextualizes its signifiers into an unprecedented yet aesthetically referential sinister atmosphere.[4] Witch House is also influenced by hazy 1980s goth bands, including Cocteau Twins,The CureChristian Death and Dead Can Dance,[5] as well as being heavily influenced by certain early industrial bands.[6][7] The use of hip-hop drum machines, noise atmospherics, creepy samples,[8] dark synthpop-influenced lead melodies, dense reverb, and heavily altered or distorted vocals are the primary attributes that characterize the genre's sound. Many artists in the genre have released slowed-down remixes of pop and rap songs,[9] or long mixes of different songs that have been slowed down significantly.[10][11] Common typographical elements in artist and track names include triangles, crosses, and other geometric shapes,[12][13] which is seen by some as being part of a larger unified aesthetic within the scene as well as a method of keeping it underground and harder to search for on the internet.[14][15]
Travis Egedy, commonly known by the stage name Pictureplane, is credited with having coined the term Witch House.


ウィッチハウスは、ヒップホップの影響を受けた、インダストリアルミュージックのサブジャンルである〜。スキッピングと、ストップータイム・ビートを伴ったスローテンポで、ノイズ、シューゲイズといった要素を新奇だが不吉な雰囲気の中で再構築した
ウィッチハウスはまた、インダストリアルの初期と同じ位、1980 年代のコクトー・ツインズ、キュア、クリスチャン・デス、デットカンダンスといった、霧がかったような音楽性のゴスバンドの影響を受けている 
ヒップホップのドラムマシーン、ノイズの空間性、気味の悪いサンプリング、暗いシンセポップの色を帯びたリードメロディ、濃いリバーブ、ディストーションされたり改変された、重いボーカルは、このジャンルの基本的な要素である
このジャンルの多くのアーティストは、スロウダウンしたポップやラップソングのリミックスか、より長尺の、意味ありげにスロウダウンした多様な曲のミックステープを出している
アーティスト名やトラック・タイトルの記述の共通した要素として、三角形や、十字、幾何学的な形を入れるという事が挙げられるが、
これはより大きく結びついたウィッチハウスというシーンの美学の一員として見られると共に、インターネットの検索によって見つかりづらく、アンダーグラウンドに潜むのを保持出来る方法である。



<Disaro〜Passions>

wikiの記事が、まさに感じていることを的確に説明してくれていたので面白かったので・・
このような感覚は「催眠」の項目を体感した後でwikiで調べた時位。説明するのがうまい人っているんだなあと感心する
以前、facebookなんかが人気が出て来る前、myspaceのコメント欄がちょうど、今のfacebookのwallや、tumblrのような、画像や動画を相手のページに貼付けたりする空間になっていた。
それはそれで面白いコミュニケーションだと思っていたけれど、その頃私は毎日、HTRKのページをチェックしていて、HTRKのページにはやはり時々、面白い人が面白いことをやっていたりする
その中でも、去年辺りか、DISAROという人のコメントが、断トツで目を引いたので、すごく気になってその人のページに行ったことがある。
その人はDISARO(Robert)というページも持っていて、曲も友達もみな謎めいていてカッコ良かった。
レーベルらしいのだが、良くわからず、インターネットで検索してもその人のマイスペースのページしか、その頃は出て来なかった。
このDisaroの周辺のバンドは、魔術的で、でもビートがあって、憂鬱で、確かにある一定の方向性があるのだった。やがて、Passionsというバンドに行き着き、PassionsにCDはないのか?と聞いた所、Disaroがレーベルだから、Disaroに郵送か何かでお金を送ってくれ(ネットでは売っていない)、と言われ、結構驚いた。今ではデジタルで全然買えるけど
このPassionsを通じて、ロンドンへ去年11月に行った時にお世話になった、Neurotic Mass MovementのYinやDavid達とも知り合うことが出来た。


そうこうしてるうちにfacebookの方がmyspaceよりも何となく熱くなって来て、facebookでdisaroを探した所、その周辺に、すごく変な人達がいることに気付いた。特徴は、wikiに書かれてる「witch house」で網羅してる感じ
黒魔術的で、サンプリングや、そんなにハイクオリティじゃない機材を使ってる感じ、ヴィジュアルも、でもロマンティック、
ロンドンへ行ってからは、カルメンのボーイフレンドがまた面白い人で、明らかにこの流れの特徴を持っていて芸術的だった。そして彼らの流れでまた周囲にそういう人たちが増えた。「アンダーグラウンドで流行ってるのかな?」とずっと不思議だったが、最近、oOoOOが好きだと言った所、「oOoOOはウィッチハウスの中でも好きなバンドだ」とEthenに言われたので、
「ウィッチハウスってなんなの?Disaroと関係あるの?」と言うと、
「ウィッチハウスは音楽のジャンルで、Disaroはウィッチハウスの曲を沢山出しているレーベルだ。」と教えて貰った。
この「ジャンル」というのには、目からウロコだった。
それまで曖昧な印象で共通点を感じていたんだけど、確かに、ジャンルだ・・
そして「witch house」という名前がまたいいなと思った。魔女のハウス?

<才能を感じる人を何人か紹介・・>
彼らがwitch house...なのかは良くわからないが、個人的に現時点で同じ流れで気になっている人たち
彼らのことは、mixやmix tapeを通して主に知った。例えばoOoOOを知ると、SALEMを知ることになる

有名だけど・・
SALEM
ヴィジュアルセンスも本当にすごい

ijĒŞǙŞ ҚĦŖİŞŢ
年下(*実際には同い年だったみたい)で、曲とかは、正直、私でも機材があれば作れそうな感はあるが、笑 
見ている感じが違う、
CGやデジタルを使っているけど、人真似のセンスの悪い数字とかではなく 自分の感覚から出現したような、
破壊感のある電波的な要素として使っている。サンプリング(映像の方)の仕方も無意識的でいい。「人生は変だ、」と言っていた。






調べたらいくつか記事があった。
去年盛り上がってたんだ・・ 知らなかった。
http://www.dommune.com/ele-king/review/album/001372/


〜ちなみに今年、USメディアがもっとも注目しているのがウィッチ・ハウス(魔女のハウス)で、本作の1曲目(続く2曲目)がまさにそれだ。ウィッチ・ハウスとは......何も魔女の格好をしたDJがハウスをスピンするわけではない。大雑把に言えばUKダブステップ(というか主にブリアル)へのリアクションのひとつである。手法的にはヒップホップのチョップを好み、その出自にはエレクトロクラッシュ系の流れも絡み、あるいはそう、お察しの通りザ・XXの影響も受けつつ、そして"ドラッグ(drag)"や"ホーンティッド(幽霊)"とも呼ばれていることからも察することができるように、ウィッチ・ハウスはより薄気味悪くダークで、UKダブステップの暗さがアメリカ系ゴシックやホラーの文脈に落とし込まれたダンス音楽のスタイルのように思える。
この"新しいアメリカのアンダーグラウンド"に関しては英米間でずいぶんと激しい議論がある。最初に仕掛けてきたのは僕が知る限りではUKの『ガーディアン』で、今年の初めに同紙は、「ブロガー・ロックは政治的鋭さを欠いている」という皮肉たっぷりの論考を掲載している〜(野田努)


←この後が更に面白い




Cross Beatにも載っていた。
http://www.barks.jp/news/?id=1000067165

そうです・・このバンドはまさにウィッチハウスです・・・


時代の流れの中にいるんだなあと感じる・・
あとPassionsもいいです。



skeleton kids http://skeletonkids.tumblr.com/mixes
SALEMも
http://s4lem.com/




(2012.7追記)

この日記で紹介させて頂いたアントニオ君(ijĒŞǙŞ ҚĦŖİŞŢ/




Antonio Urdiales)

は、去年亡くなってしまいました。http://obits.al.com/obituaries/birmingham/obituary.aspx?pid=153190600


その友人によって、彼の曲がまとめられています。
現在ボリューム2まで。
1 http://wowbobwow.bandcamp.com/album/ij-i-v-c-i-the-antonio-urdiales-collection-volume-one

2 http://wowbobwow.bandcamp.com/album/ij-i-v-c-i-the-antonio-urdiales-collection-volume-two

将来、彼の文章も含めた、物質的な音源も発売されるそう。
その時はまたお知らせします。






 

Monday, 6 December 2010

ロンドン旅行記 for HTRK

did illuminations


ロンドンへ行って来た。最初はvictoriaの激安宿に泊まって、その後は、Neurotic Mass MovementのYinとDavid達のアパートに泊まらせて貰った。そこにはCarmenというミューズもいた。

Neurotic Mass Movement


NMMの
来年発売のEPの為に、ビデオを作ることになった。そして、インタビューを彼らが受ける時についていったりした。雑誌には私とハラ・トムさんの名前が載る。






ロンドン一日目、NMMのGIGに行って、驚いた。ロンドンは寒くて灰色で冷たいと思っていたのに、会場の中に入ると、フリーのパーティは人で溢れかえっていて、ものすごい熱気だった。そして演奏のレベルの高さ(=NMMのパフォーマンスのことだけど)にも驚いた。皆踊りまくっていて、それがまたハマっていてカッコよかった。
ドキドキしながら二階に上がると、すぐにYINと目が合った。。目が合った途端、よくなーーー!!!と抱きつかれた。
ものっっっすごい超絶美人がいて、目が合った!と思ったら、NMMに参加していて、それがCARMENだった。
彼らがインタビューを受けているようなので、興奮しながら帰る。

ロンドン二日目、ICA。HTRKのライブ。早く着いてバーで待っていたら、コンラッドがいたので、ちょっと話しかけようかと思ったが、どんな人かわからないのでやめておき、映画がやっているみたいなので観てみたら、JONNINEが主演で、NIGELがサウンドトラックを担当していて、コンラッドも出ている映画だった!
すごく面白い映画だった。観終わってからもう一度バーに戻ると、またバーにいったらコンラッドが目の前にいたので、
話しかけると、「YOKNA?」と言われたので、そうですと言って、映画が良かったこととかを言った。コンラッドが、ちょっと待っていてくれ、ジョンとナイジェルを呼んで来るから、というので、ライブ後に会いたい旨伝えた。コンラッドは正直言ってすごい素敵な人だと思った。ジョンが好きになったのがわかると思った。

会場が開いたので、一番前に陣取って用意した。ナイジェルが使うであろう、マニアックな感じの機材の数々が目の前。。すごいお洒落な男の子たちが隣でイチャイチャしていたのでめっちゃ写真を撮りたかったが、暗かったのでやめた。すぐ隣には、また、すごい可愛い子がいて目が合ったので写真を撮りたかったが、恥ずかしかったのでやめた。
VJは、カレイドスコープのようだった。最初は少ししか人がいなかった会場が次第に人でいっぱいになって、しばらく待つと、歓声が上がって二人が出て来た。カメラを用意して、ジョンの方を見ると、一瞬、こっちを見ていた気がした。
たぶん、気付いてくれてたんだと思う。こう書くと、ただの勘違いファンみたいだけど、私はゴツいカメラを持っていて真正面にいて、東洋人だったので、わかりやすかったと思う。
ライブは、本当に胸が苦しくなるものだった。ライブにYINたちも来ていたので、その後意見を聞いたけれど、sad、という言葉を誰しも言っていた。ゆっくりした光の中に、消えて行く二人の姿、workworkworkを象徴するかのように、二人は曲をこなしていった。ナイジェルの作業量は半端なかった。喪失を感じた。誰しも、ライブについて、「半分半分」という言葉を使った。ただわかったのは二人が次のステージに行ったこと、行こうとしていることだ。さっきの、気付いてくれたんじゃないかうんぬんのとこで、書くかどうか迷ったけれど、今あえて書くけど、日本に帰ってきてから、二人からメールが来てて、ジョンから、「群衆の中にあなたがいるのを知ることが、私達をより強くさせた」という短い、フレーズで、それだけでマジで泣けて来た。だから多分、あの時ジョンは、バカなファンがはるばる日本から来たことに、気付いてくれてたんだと思う。実際、ロンドンへ行った唯一の目的は、HTRKのライブを見る事だった。ロンドンは高いので、HTRKを本当に好きだったけど、今まで行けなかった。遅過ぎた決断だったかもしれないとも思うけれど、ナイジェルからライブをするということを教えてもらった時、答えは一つだけだった。

ライブが終わった後、YINにまた抱きつかれてDAVIDたちと合流して、バンドを待っているからといって1人で楽屋を探したけどわからなかったので、係員の人に聞いて、連れてって貰い、外へ出ると、ちょうどすごく向こうに、ナイジェルとジョンと、ナイジェルの彼女が見えた。なので「彼らです!」と言って、YINたちもいたので、そっちの方へ走って行って、まだ遠い三人の手を振った。ナイジェルが、「yokna?」と聞いてきたので、yesと言って、nice to meet youと三人に言った。
ジョンが、ハグしていいか?と聞いてくれたので、ハグした。すごく嬉しかった。
yinや皆でちょっと話し、ナイジェルの彼女に写真を撮ってもらった。
ナイジェルが、後でコーヒーショップへでも。電話をくれというようなことを言ってくれたので、わかったと言って、その日は帰った。
帰ってから、素材を見返した。とても美しかった。
このビデオは近々アップしようと思っています。

古着を買う? ロンドンの古着はめっちゃヤバい。バブリーな肩だけど、バブルともまた違う、未来的な服と、衣装に使えそうなドレスを買った。

三日目、瓦礫の山で8ミリを撮った。注意される。(笑)

四日目、ヴィクトリアの旧発電所へ行こうとしたが、重い機材を背負って三十分くらい歩いたのに迷って全く見つからず、
疲労し、バスで帰ろうとしたところ、charing crossへ行くことがわかったので、charing crossの教会を思い出し、イリュミナシオンする。
何か一種、宗教的な荘厳さを感じたのか、なぜか誰にも注意されない。でも確かにこれは、悪ふざけでは全然なかった。これは真面目で地道な革命なのだと思った。イリュミナシオンすることはできたものの、ピアノが邪魔だったので、どうしようかと思いながら帰ろうとすると、地下鉄がストライキで止まっている。仕方なくバスで帰ってヴィクトリアで降りると、教会がある。どうだろうと思ってはいると、マジヤバい!!!!!!!すごいガチな教会で、後にそこが話題のウェストミンスター寺院だということがわかるのだが。でももしかしたら違う教会かもしれない。でも物凄いガチだった。そして奇跡は起きた...........



モーゼ的イリュミナシオン後、前から欲しかったので(主にイリュミナシオンを撮り始めてからだが)、十字架を買う。
青の金属にしようと思ったが、ずっとつけていられそうな、木製の、小さなイエスがいるものにした。
私はキリスト教徒にはなれないと思うけど(なれたらいいと今まで何度も思ったけど)、そういった信仰と違うもので、同じものを、持っていると思う。そういう意味で自分の立ち位置が、イリュミナシオン後、わかったので、十字架が欲しかった。ジーザスに呼ばれた感さえある程の、幸運なロケーションとの出会いだった。


その後、ヴィクトリア駅からYINに電話。
タクシーでYINの家の近くのバーガーキングへ行く。
YINが迎えに来てくれて、そこにはカルメンもいた!カルメンは、本当に美人で、最初はパフォーマンス(チューインガムを噛みながら、イェンとキスするというようなものだったらしい)から、美人で、フェティッシュでビッチな人かと思って近寄りがたかったけど、実際は本当に聡明な人で、超超スピリチュアルで、癒し系で、ベジタリアンで、サウスアフリカ出身で、本当に色んなことを知っていて、ドローイングも凄くキレイで独創的で、本当に可愛かった。カルメンのことを見ていると、うっとりして目が離せなかった。発音は上品で、shitとかcrazyとかcoolとかsweetとかas wellとか、the(部屋ではいつも音楽がかかっていて、すごい好みのベースだったので、だれの?とイェンに聞くと、アンタなにいってんの!って感じでキュアだ、と教えてくれたので、キュアは確かに改めて聴いたことなかった!と思って、CURE、とノートに書いたら、前からカルメンが、「ッTHE、」と言ってくれた。その発音が最高にセンセーショナルだった。。)とか、今でも耳に残っている。
その夜、ディヴィッドに、インド料理をご馳走して貰う。お店に行く道で、カルメンと話す時、ホロスコープの話になり、射手座は旅が好きだよね、と言うと、うん、と言われて、星占いの知識なんて今まで超ムダに思えて隠してたけど、私は一般的よりは現在少し詳しいので、その知識が初めて、あって良かったなあと思った。ビリヤニとカレーを食べた後、皆が集まれるのは今日だけだということで、チャンスがないから、本当に急だけど、ビデオを撮ることを頼んだ。
皆で慌ただしく撮影の準備をした。楽器を持ち込み、テーブル等をどかし、部屋がそのまま撮影現場になる。私からは、ライブ前のパフォーマンスであった、イェンとカルメンとのキスシーンを暗くて撮れなかったので、改めて撮りたいと言った。急にこんなことが出来るなんて、本当に嬉しくて、感動した。

撮影は、私にとっては、最高に美しかった。最高に美しい、今までやりたかったことが出来たと思った。
でも途中で、ディヴィッドが怒ってしまった。クリシェなレズビアンの陳腐なビデオがどうとか、言い争っている。
正直、結構自信喪失してその日は眠った。



五日目、朝、早く目が覚めて、日記を書いていたら、ドアがノックされて、イェンに、ちょっと話しをできるか、と聞かれたので、キッチンへ行った。
ディヴィッドは昨日のことを怒っているの?と聞くと、イエス、と言われた。
そして英語が良くわからない私に正確にわかるように、ノートにキーワードを書きながら、説明してくれた。
それらは昨日の段階で、私も理解したことだったし、謝りたいことだった。
イェンの言ってくれたことを書くと、
ソフトポルノは、アートではない。
なぜならそれらのエロティシズムはクリシェであり、カテゴライズされたものであり、ウーマンパワーでは、決して有り得ないからだ。

だから昨日の映像は、貴方の作品にしてくれて構わないが、NMMの映像には使わないで欲しい、と言われた。
イェンは、例として、BLUE SKINのビデオの話をしてくれた。BLUE SKINのビデオは、六時間で、フランスで、すごく荒く撮ったもので、バンドは出来に全く満足していない。何故なら、BLUE SKINとは、暴力や、性的虐待についての曲であり、
青い肌は、痣、という意味でもある。それなのにビデオは、過剰に性的で、紋切り型のタフなレズビアン像で、すごく退屈なものだ。皆、あのビデオを笑った。
私は、先にビデオを撮らせて欲しいと言うべきだったが、不確実な中で、言えなかったこと、しかし会ってから、どうしても何か素材を撮りたいと思ってしまったこと、
それと、ライブのパフォーマンスを再現したかった意図、
SASHA GREYのビデオの一つに、(ディヴィットはSASHAが嫌いらしいが)、永遠を感じていたこと、を、カニンガムのビョークのビデオなども例に挙げて説明した。
しかし結局、初めから私も考えは決まっていて、NMMにあのビデオは似つかわしくないということは既に理解していた。
話していると、キッチンの窓が叩かれた。イェンが外へ出て戻ってくると、ディヴィッドがコーヒーを飲まないかと言っているという。
外は雪が降っていた。お風呂に入ってから、コーヒーショップへ行く。

コーヒーショップで、ディヴィッドも交えて、また話した。
NMMの表現したいことを、率直に話してくれた。私が非公式で作ったHTRKのビデオについて、どうやって作ったのか、聞かれたので、「あのビデオはオフィシャルなものじゃなくて、ファンビデオで、HTRKは気に入っていないと思う。」と言うと、「どうして!」と驚いてくれて、「正直言って、私はあなたのビデオを何千回(?)も見た。あなたはいいフィルムメーカーだ。今回のアルバムは映像と曲のトータルなもので、その公式なリードフィルムメイカーはあなただ」と言ってくれた。
作りたい曲名も聞いた。GIGで最後に演奏した曲だという。それは静かな曲で、終末論的、世界の終わりについての曲だった。
私はBLINDNESSの最後の方を思い浮かべた。
そして、20歳の時の初めてのロンドンへ来た時の印象、終わった世界、灰色で静かで死んでる街、だけどすごく素敵である、ということを言い、東京よりも、ぜひロンドンで撮りたいと言った。
クロワッサンとサンドイッチを食べて帰ると、カルメンが仕事へ行った後か、すれ違いかだったかで、TOMが、「カルメン、雪降ってるよ、と言ったら、SHIT、って言ってたよ」と言ってウケた。

その日は音楽を聞きながら温かい部屋で過ごした。マオマオという猫がいて、この猫は最初女の子だと思っていたが、ピーナッツが後に発見されて、男の子になった、とイェンが言って笑っていた。
ナイジェルにイェンが電話してくれるが、出ないので、留守電にいれてくれる。
NMMのパフォーマンスの話になり、生演奏のドラムも入れたいと思っている、と言うので、真っ先に1人のドラマーのことが思い浮かび、「紹介したい人がいる!!」と言い、DARKSIDE MIRRORSのTELEPHONEのPVを見せた。賞賛の嵐だった。「彼女は際立ったドラマーだわ。素晴らしい。」かなり二人とも興奮していた。ディヴィッドはもう一度見せてくれ、と言った。他のビデオはないのかというので、CUTIE666を見せた。



ビデオを見ながら、ディヴィッドが、先日撮った、お蔵入りのビデオについて、一つのアイディアを出した。
私はそれはいいアイディアだと言い、その線で作りたいと言った。

夕方になって、「買い物へ行くけど貴方も行くか?」とイェンに聞かれたので、着いて行く。吹雪の中、色んな人種の人がひしめく道を行き、色んなお店を回って材料を集めて行く。スーパーで、イェンが、ガムを噛みながらレジ打ちをしている、姿勢がよくて背の高い、カッコ良い黒人(もっと適切な言い方があるのかもしれないが、、)の女の人に、「調子はどう?」と聞くと、やれやれ!という感じで、大げさに身振りしながら、「超〜寒いわ。」と彼女が答えた。日本にはないレベルのカッコいいレジの店員だと思った。

帰ってから、イェンの料理をいただいた。タイのヌードルで、めっちゃおいしかった。

その夜、ディヴィッドがイリュミナシオンされるシーンを撮りたいということで、ディヴィッドに恐る恐るお願いした。
この映像は、3カットのみだが、リンチを超えたかとさえ思える面白い出来になった。



六日目、お昼頃起きると、カルメンが仕事へ行くのに、鏡の前でお下げにした後お団子に、髪を結っている。服はブリティッシュなニットのベストとグレーのスカートのスタイルで、超超可愛くて皆で可愛いねと言う。
TOMさんが、先にカルメンと話して、あなた程の女優は日本にはいない!と線を張っておきました、でも実際のオファーはヨクナさんがした方がいいと思います、と言ってくれるので、絶対言えそうにないなあと思ったが、運良く二人きりになった時に、明日、仕事はあるの?と聞いてみる。
すると、ない、明日は私にとっては週末だよ、と言うので、映画に出てもらえない?と聞くと、いいよ、と言ってくれる。
森で撮りたいというと、ハッキリとはわからないが、たぶん、近くに森があると思う、と言う。
今日はカルメンもインタビュー来るの?と聞くと、うん。行くわ。後で映画について詳しく話そう。と言って、仕事に出かけるのを見送る。

インタビューに、既に暗い中、ついていく。だが、凍っているために地下鉄がストップしたり遅延したりで、その道のりはかなり険しかった!
アナウンスにホームの人たち皆が凍えながら耳を澄まし、帰ろうとするとアナウンスが鳴り響き、ホームに戻り、列車に乗る。しかし少し乗るとまたアナウンスが車内で響き、皆がSHITとかFUCKとか口々にOH NO〜!とか、口々に言い始める。列車の中の人たちが、列車の乗り換えについて情報を交わし出す。携帯電話で皆大声で話し出す。列車が止まるのだということがわかる。
やっと建物につく。そこは昼は学校で、夜に色んなアート関係のことの為に開放してるっぽいとこだった。
インタビュアー、カメラマン、エディター、色んな人たちが来て、東京から来たフィルムメイカーだと紹介してもらい、挨拶をする。すごい若い子たちがたくさんいた。
隣の部屋では、照明とプロェクターが設置されていて、NMMのマック出力のリズムとかのサウンドを担当している、(日本にも、DJを、AIRとか、UNITとか有名どころでやったり、仙台とか福岡とか各地で、ツアーとかもしてるらしい、)オリバーの選曲した音楽がガンガン流れている
皆がメイクをして、それを撮ったり、オリバーと話したり、日本に興味あるっぽくて話しかけて来てくれた女の子と話したり、色々だった。途中からカルメンが来て、彼女のメイクがまた物凄くゴージャスだった。





明日がロンドンの最終日だったので、この日は当初より、皆へのプレゼントを買いに行こうと思っていたけど、予想以上にインタビューや撮影が遅く始まったこともあって、カメラマンの人に、何かいいお店はないか、と聞いても、どこも閉まっちゃってるよ、と言われる。それでしばらく考えた後、違う部屋の中にいるティーンエイジャーくらいの子達に、「おーい、超重大な質問だぞ!」と呼びかけて、「プレゼントに、今開いてる店はないか?」と聞いてくれるが、皆口々に、「えーないよー」みたいな感じでブーブー言っている。そのうち、話が、東京ではすべてが高い、というような内容のことになる。
しょうがなく、とりあえずすぐ出てお店を探そうということになり、撮影の部屋に戻り、カルメンに、ちょっとしなきゃいけないことがあるから、先に外に出るね。と言うと、
映画を撮るの?と聞かれたので、
いや..、買いたいものがあるの。
どこへ行くの? と言われたので、さっきのカメラマンの人と話していて目星にしていた、カムデン、
と言い、
そのうち、多分日本へのお土産を買いたいと思っていると思われたのだろう、カルメンに、カムデンはもう閉まってるわ、ソーホーなら、もしかしたら開いているかも、と言われ、地図と、行き方、帰り方を描いてもらう。



帰り方をカルメンがディヴィッドに聞いている時にイェンも聞きつけて、今から買い物なんて、お店は全部閉まってるわよ、と言われ、
でも.....って感じだったが、結局、明日、私のフライトの当日で、不安だったが、早朝撮影をし、その後に買い物して、帰ろうということになった。
バブリーで未来的な服着て写真を撮ってもらった。初インタビューがロンドンてなんかいいね、と話した。

その後皆でパブへ行き、基本的におつまみを食べながら、色んなことについて話しているのを聞いたり、ちょっと話したりした。30%くらいしかわからない感じはしたけど、皆でいる仲間に加わっているだけで楽しかった。
ふと、私の正面の、隣のテーブルに品が良さそうな、おじいさんとおばあさんのご夫婦がいるので、笑いかけると、あちらも笑ってくれる。しばらくまた皆で話していると、おばあさんが話しかけてきてくれて、サウスアフリカ出身でカルメンと同じで、皆の写真を撮ってくれると言う。皆で変なメイクしてるから、話しかけてくれたのかな?と話した。
その時の写真




パブで、少しメイクと、計画について話す。カルメンは、主人公が全ての行動を始める原因になる存在であり、非常に重要な役だ。ずっとこの役を出来る人を探してた、と伝えた。森で撮りたいという、前に言ったことを覚えてくれていて、買い物のことも含めて、計画を立ててくれた。ノースロンドンにある大きな公園の森で撮影して、その後カムデンへ行く。だがその森まで行くのに、一時間位かかるから、8時に撮り始めたいなら、6時に起きて、7時に出発しなければならない。カムデンへ行った後、面白い展覧会があるから、連れて行くわ。

帰りのバスで、ディヴィッドとイェンは何か用事があって先に降りて、私とトムとカルメンだけで先に家に帰ることになる。明日撮る映画の話をしながら、いつの間にか、ホロスコープとカバラの話になる。カバラはいくつか?と聞くと、11、と言うので驚く。yokna patofaも11なんだよ、と言い、ライフナンバーは7なんだよ、というと、カルメンは名前が7で、反対だと言う。奇遇で嬉しかった。トムのことを分析していて、水星について、コミュニケーション、と言うので、「あと、知性。」と言うと、「良く知ってるね!」とほめられた。。

そんな話をしていると、停車駅を乗り過ごしてしまい、雪の中、降りた。
歩きながら、寒いので、ホッカイロをカルメンにあげると、sweet!と驚いていて面白かった。(私が今回の旅で研究した限りは、ロンドンにはホッカイロは無い様子だった。何故だかはわからない。既に寒過ぎるからだろうか?使い捨て感が、エコに反してる感じだからだろうか?普通に輸出したら儲かるんじゃないかと思った。私はやらないけど、ユニクロのヒートテックが売れるなら狙い目だと思う。。)

雪の中を歩きながら、カルメンが、雪は全部を綺麗に見せてくれるから好きだと言った。ロンドンは灰色だから、雪が美しいねと言った。私は、あなたとトムと、こうして今夜、雪の中を歩けるのがすごく幸せだと言った。実際、こうやって書くとかなり子どもっぽい台詞に思えるけど、その時は胸がいっぱいだった。
ものすごく寒かったけど、物凄く思い出になると思った。そして、絶対にわすれたくないと思った。

サウスロンドン、ノースの公園、最初の拠点ヴィクトリア、HTRKと会ったICA、すべてが思い出の場所となった。NMMと会ったブルーラストも。すべてをわすれたくない。
そしてより強く更新したい。


帰ってから、また色々あって、結局am 3:00過ぎに寝ることになる。カルメンが、ディヴィッドのいびきがうるさいので、こっちの部屋で寝ると言う。緊張して眠れないし、一回寝たら明日朝起きられないだろうと思ったので、寝ないつもりだったが、いつの間にかコンテを書いてる途中で寝てて、6時半の目覚ましで起きた。慌てて準備。奇妙なメイクをカルメンが既にしてくれているので、「すでにここからメイクしていくんだね。気にしないんだ..」と話し、「本当にこの人はミューズだ」と思った。
案の定、地下鉄でもバスでも、カルメンを見ては目を逸らす人が続出したが、彼女は全く気にせず、普通にバスで隣の人に何か聞いたり、道で通行人に駅を聞いたりしていて、更にどんどん好きになっていった。
彼女は、昨晩、ディヴィッドと色々話したりしていたこともあったんだけどそれは省くけど、すごく芯の強い所があって、でもとっても優しくて、自由で、偏見がなく、カッコ良かった。
地下鉄の中でメイクの続きをすると、shit,口紅が、赤じゃなくてピンクだった、とカルメンが言い、着いてから化粧品屋さんでトライアルを使おう、という事になる。そしてカルメンの顔を見ながら、「もっとメイクをカオティックにしたいと思う」と言い、トムも同意してくれる。

街へ出て、化粧品屋に入る。
トライアルにいい色がなかったので、ペン型のものを買う。これはとってもいい色だった。買って、お店のウィンドウに顔を映しながらカルメンがメイクをしてると、通行人がもれなくカルメンを見て過ぎ去る。
トムが、「ヤバい、カルメンがすごい美人ですごい変なメイクしてるから、皆こっち見てくよ」というのが面白かった。
そしていい感じのお店ばっかりなので、カムデンへ行かないで、ここら辺で皆へのプレゼントを買うことにし、スケジュールの目星がついて嬉しいが、すでに10時位で、私のフライトが19時で、こっからアパートへ帰って、またヒースローまで一時間くらいあるので、ギリギリ感が否め無い。カルメンが、自分はいつもフライトの三時間前には空港に緊張しながらいるよ、と言うので、私も普段はそうだけど、正直、今回は、映画を撮る方が、フライトよりも重要だと言った。実際思った。実際ロンドンからこんなに早く、帰りたくなかった。これはビジターズラックとでもいえるようなもので、いたらいたで、天国のような感じがずっと続く訳はないとは勿論わかってはいた。
公園で撮影。すごい森。もう、確実にいい画が撮れる予感。カルメンは極寒の雪原の中、薄い白いワンピース一枚で歩く。
通りかかる歩行者の人々がカルメンを応援し出す。カルメンは愚痴一つ言わない。
無事撮り終え、皆ガタガタ震えているので、一度お茶をしようということになる。一番近い喫茶店へ、雪の中、歩いて行く。二人の歩いてる後ろ姿を写真に撮る。すごい寒いのに、すごい幸福感で、胸がいっぱいになる。
その喫茶店の名前は「マグダラ」だった。「ヤバい、来てる」「マグダラのマリアだよ。」
スコーンを食べたかったけど12:00からしかないらしいので、ポテチを買う。ポテチとか、あいうえお、かきくけこをカルメンに教える。それでカルメンという名前の意味は?と聞くと、カルメンはカリメロと同じ名前で、それは処女マリアの旧名なのだと言う。それに本当に驚き、映画でも、この役はまさに主人公にとって、マリアなんだよ、と言う。そしてやっぱりカルメンは、マリアだったんだと思う。
11:30頃になり、撮影を再開する。寒過ぎてトムとちょっと喧嘩っぽくさえなる。カルメンに、まだ私達だけで撮りたいから、先に帰ってくれというと、あなた達を家に帰さなきゃならないから、待ってるから大丈夫だと言う。言葉に甘えてなんとか撮り終える。
その後ショッピングをする。「小さいものを買いたい」と、本末転倒な感じでよりによってカルメンに聞くと、「いいお店を思い出した」と、細い路地を連れて行ってくれる。そこは、室内に色んなお店が入ってる場所で、色々なものが売っている。探しながら、早々にドラゴンの人形を見つけるので「これどうかな?」とトムに思わず言ってしまうと、「ディヴィッドへのプレゼント?」と普通にバレる。
買い物してる間も、カルメンに、お店の人が話しかけてくる。「彼女は女優なんです。」と言うと、「ゴージャス!」と言われウケる。

その後も、プレゼントを買ってることがバレバレなまま、最後にカルメンへのプレゼントを選んでいるが、本人の目の前なので気まずい。カルメンが、「あの口紅だけでいい」とか、タクシー代が必要だろうから大丈夫だとか言ってくれるけど、結局、「日本の漫画を後で送って。」という事で、あ、それいいね!と、一件落着になる。

二人が煙草を買うため、小さなお店に入る。カルメンからかなり尖った味のチェリーのガムを貰う。トムが一番安い煙草をくれ、と言うと、お店のおばあさんが、「煙草をやめるのが一番安いわよ」とかなり皮肉が効いている。

帰る前に、カルメンに、ホットチョコレートがただで飲める所があるんだけど、ホットチョコレートと、家に帰るのどちらがいいかと聞かれたので、ホットチョコレートと即答する。以前働いてた映画館なんだと言う。途中の角で、四、五人の男の人たちとバッタリ会い、カルメンがその人達を驚かす。久しぶりーみたいな感じで、カルメンのメイクについて口々に言っていて、友達だと言うことがわかる。
その後もお店に入ってからも、カルメンをハグしたり、会えて嬉しそうにしたりする人が絶えない感じ。トムが、「カルメン結構映画撮ったこと嬉しいのかな。こんなに友達に紹介したりしてるから。可愛いなと思って。」と言い、同感。
豆乳のホットチョコレートを貰い、下のテーブルで飲む。
しかしトムがトイレに行っている間に、私のオリエンタルホロスコープのコア話になり、結局全く説明出来ず、良くわからない感じになり、時間切れになり、帰る。地下鉄で、カルメンが雑誌を拾い、その中の虹の写真を見ながら、日本語の色の名前を教える。
その後バスに乗り、しばらく座れなかった後三つ座席が空いて、三人で座り、カルメンにバスの停車場の名前を聞いて、私が見てるから寝て下さいと言って、あと2つで目的地だよ、と教えて貰った後で、私が窓際だったので、窓の外を見てボーッとしていると、鳥が青い空に飛んでいる影が見えた。
それがわかったのか、でも多分、カルメンの位置からでは、見えないんじゃないかと思うんだけど。カルメンが、突然、「時々、人間であることを不思議に思うことはない?」
と私に聞いた。
私は不意をつかれて、yes,と一度言ってから、その意味がじわじわ入って来ながら、何度か、うん、と言った。そして、でも、人間であることだけじゃなくて・・、と言った所で、トムさんが、「あれ?!ここじゃない?!」と窓の外を見て、目的地だということがわかったので、カルメンがトムに「ナイス!」というようなことを言って、慌ててバスを降りた。
そして降りて落ち着いた所で、カルメンが、「でも、人間であることだけじゃなくて?」と聞き返してくれた。
なので、「時々、世界それ自体が不思議です。」と言った。
それをふと言った時、ロンドンに来たこの旅の総括が、それなんだと思った。

そして、歩いて同じ場所に来ながら、昨晩、雪の中を歩いて帰った記憶を思い出したよ、と言った。昨日は雪の中、スーパーマーケットの駐車場に、カートがぽつんと残っていた。今日は車が何台も止まっていて、雪が荒らされている。


インとディヴィッドの物凄くプライベートなやりとりとか、寝食とか、仕事もしないで、やなこと一切しないで、ピュアに世界を楽しんだ。
ロンドンは死んでいる街で、バイオハザードに似てて、人々は率直だが紳士的でもあり、20歳の時初めて来た時は見えなかったfeverの部分が、今回は知る事ができた。夜は早く、外は寒くてすぐ暗くなる分。


アパートへ帰り、準備をしながらバナナを貰った。ディヴィッドとイェンから電話があり、こっちはかなりセンチメンタルな気持ちなのに、色々話してる間に勝手に切られて結構そんなもんだなと思ってウケた。
そしてタクシーをディヴィッドが呼んでくれたみたいだから、あと二十分程で来るけど、お茶は飲む?とカルメンに聞かれたので、イエスと言い、三人でお茶を飲みながら、少し話した。クリスマスはどう過ごすの?と話し、私はケーキを食べると言った。カルメンはどう過ごすの?と聞くと、ロンドンではクリスマスには公共の交通機関は全てストップして、お店も閉まるから、1人の友達の家に皆で集まって、何かをすると思うと言った。
チキンを食べる?とトムが聞くと、お肉は食べないの、という話になり、既にイェンからその話は聞いていたので、ベジタリアンの話を少しして、それからツナ(マグロ?)の話になり、クジラの話になった。
捕鯨についてどう思う?捕鯨が、ある地域でしか行われないのは、興味深い事実だわ。と言われたので、
日本の捕鯨についての映画を見た?と聞くと(実際はイルカ?)、知っているけど、見る事が出来ないわ、とカルメンが答えた。なので、昔、海辺の人々は、生きるためにクジラを食べることが必要だった。それは文化だった。それが今も残っている。と言うと、理解出来るわ。と言われた。「クジラと、他の魚と、なにが違うの?」と聞くと、少し強い口調で、
「彼らはほ乳類だからよ。すごく賢いし、私達の家族の一員だからよ。」と彼女が言った。
その話がどうやって終わったか、今思い出せないけど、少ししてから、「プリンセス占いで、絶対にカルメンは人魚だ。」と思ったので、「プリンセスホロスコープっていうのがあるんだけど、絶対にカルメンはマーメイドだと思う。」と言った。
「ラプンツェルとシンデレラとかぐや姫という日本のお姫様と、白雪姫と、マーメイドのタイプがあるんだけど。私はかぐや姫で、もしホントにマーメイドだったら、初めてだ。」と言った。男性陣ではマーメイドには結構出会っていたけど、女性の知っている人の中に、人魚姫はいなくて、かぐや姫と人魚姫は、グローバルで、末永く友達でいられる仲だと書いてあるのを読んでから、そういう人をずっと探していた。この時点で絶対にカルメンは人魚姫だと完全に確信していた。(実際そうだった。プリンセス占いの方が、こう考えてみると逆に凄いが。)
そして、日本語だけど、リンクを後で送るねと言った。


時計を見て、「あと3分くらいだから外に出よう」ということになり、荷物を出して、玄関の前でタクシーを待った。
「また、あなたに本当に会いたい。」と言うと、
「うん。絶対に。」と言われた。
そして待っている間に、眠くてあくびをして涙を流していたら、
「ヨクナ、あなた、泣いてるの?」と言われたので、驚いて、「いや、ちがうちがう」と言い、
「でも、さっき、あなたが、時々、人間であることが不思議であることはない?と私に聞いた時、その質問は私の胸を突いた。」と言うと、よく聞こえなかったが「SWEET.」と多分言われた。
そして、タクシーが来たので、ハグしてタクシーに乗った。
タクシーの中で、本当に感傷的になった。イェンとかディヴィッドとかは、全然普通なんだろうし、旅人バイアスだろうなとは思ったが、今度は本当に涙が流れて来て止まらないモードに入った。トムが、「もう会えないかもしれないもんね..」と、そっとしておいてくれて、静かな時間が流れている感じだったが、突然タクシードライバーが、「中国から来たのか?日本から来たのか?」と聞いて来た。
めんどくさい感じで、「日本、日本」と答えながら、トムが「空気読まない感じっすね。」と言ったので、ちょっとウケた。

Thursday, 25 March 2010

HTRK @ Nouveau Casino, 10.23.09

ヘイトロック

知ってから一日経ったけど、未だに信じられない。自分が頭がおかしくなって夢を現実と思い込んでいて、とんでもない間違ったことを書いたかもしれないかとも思う程・・




HTRKについて、下らないことしか書けていないけど、説明に成りそうな所をもう一度まとめる。
HTRK周辺のことについてだけは色々知っていると思うし、訳も大方間違ってはいないとは思う。


私にとっても、多くの人たちにとっても、HTRKの露骨にポルノティックだけど上品で、ドライで、心が張り裂けそうな歌詞、永遠に誰かを求め続けて彷徨っているようなロマンティックな旋律、暴力的で野蛮なリズム、スリリングなベースライン、そして両性具有的で冷たい声、三人揃ったスタイリッシュな存在感、個性、etc etc それらは全て、有り得ない程完璧なものだったと思う。
残された二人のメンバーには、HTRKを続けて欲しいけど、悲しみは想像も出来ない。




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アート・ロック・プロジェクト、HTRK(発音:ヘイトロック、またはHate Rock Trioとして知られる)は、2003年にメルボルンで活動を始めた。
前身バンド、Portraits of Hugo Perezの解散後、ベーシストのSean StewartとギタリストのNigel Yangが、The Birthday Partyのようなプロジェクトを作ることを目的として
ボーカリストのJonnine Dを新たに加入させた。ただし、スローペースの機械的な反復(散在するプリミティブなドラムマシーンのループと、Jonnineの叩くパーカッションの儀礼)、ゾッとする程に冷たい幽玄なエレクトロニクスのウェイヴ、耳をつんざくギターのフィードバック、を伴うものとして。
  過度なスローテンポ、両性具有的なボーカル、執拗な反復と、極端な大音量のパフォーマンス、といったバンドの美学は、当時メルボルンでピークに達していた80年代のガレージロックのリバイバルシーンと衝突した。この状況は、バンドがメルボルンからヨーロッパに拠点を移す、国外脱出を促した。
三人はノイズロック、シューゲイザー、実験的なエレクトロニカといったすべてのものへの愛を追い求め、ベルリンへ向かった。彼らはそこで、EPをレコーディングすることとなる。借りた機材で録音された一つのライヴ・テイクは、バンドの妥協のない演奏を接写した、ドキュメントとなっている。
 ‘Nostalgia’は、500枚限定でバンド自身の手でリリースされたが、バンドは批評的な注意を引きつけ、イギリスのレーベル、Fire Recordsから2007年にEPを再リリースした。

二年後、Blast First Petite(Suicide,Pan sonic,Alan Vega,The Slits)とサインをし、三人は彼らのデビュー・フル・アルバム‘Marry Me Tonight’を、神出鬼没のメルボルンのプロデューサー、LindsayGravinaの手によってレコーディングすることとなる。その後、偉大なるRowland S Howard(The Birthday Party&The Bad Seeds)が制作に参加し、また、時に、自身がギターとしても加わることになった。

 Marry Me Tonightは、それまでのバンドを定義していた、荒削りのインダストリアルな反復を犠牲として支払うことないまま、より洗練された、最新式の作品として完成した。








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About Nostalgia
















'..我々が知ることになったこれらを、“魅力的な『新しい(=NEU)』アンダーグラウンド ''と呼ぼう’
(20jazzfunkgreats)























''ダウンタウンのベースラインと、バレットタイムの中の反響するビートの不穏な結託.
音を例えるなら・・・モーテルの部屋、雨の中のタイヤの跡の曲線、そして一つのアリバイ.''
(Plan B)






















“メルボルン経由ベルリンからの、人目を忍ぶセクシーな深いベースと、ゴシックな滴りと共に脈打つシンセサイザー。
ビリー・ホリディを殺した“shit”(薬物)の上のThe Kills。”
(NME)


















SwansとMazzy Starの音楽的な集団自殺- PLAY LOUDER












“必要不可欠な体験。”- NEW NOISE












非の打ち所がなく、クール。 - SKINNY













About Marry Me Tonight


















-----------快感への、キャッチーさへの、幸福や楽しさ、空間や光へのアレルギー。それは例えば彼らの故郷のヒーローであるJETのような、粗野な趨勢への嫌悪の仕草に形どられている。
彼らのデビューアルバムは自殺的漆黒で、際限のない想起とフラッシュバック体験のサウンドトラックであり、かつ、なんて事だろう、それはたまらなくセクシーだ。
Emily Mackay
−NME - 8/10




















-----------陰鬱なペースで、耳をつんざくようなボリュームで演奏される、引っ切りなしに生まれる、極端な、深い, 溝を引っ掻くようなリフ、
HTRKは、途方もなく官能的であることと、聴く者自身を無価値にし、感情や意欲の根源と離れさせることの間で不安定に動いている。 Bela Todd
−TIME OUT - 4/6




















---Marry Me Tonightはとても特定的な、あえて言うなら、狭窄な審美眼を持ったアルバムだ。しかしながらHTRKは選ばれた美学の支配者たちとなり、アルバムの37分を通して、無慈悲にそれを駆り立てる。その終着は催眠術にかけられたように魅惑的だ。Adrian Elmer 
-−CYCLIC DEFROST






























Sean、ご冥福をお祈りします。

Wednesday, 24 March 2010

Seanの死

HTRKのベーシスト、Sean Stewartが亡くなってしまった。
29歳だった。
一番右がSean

















HAを聴くととても悲しくなる。
HTRKを初めて知ったのがこの曲だった。