遠くの草むらで1人、ヘルメットをかぶった警察官が、何かを探している。
夕方から夜にかけて
「Kのあの、住宅地、空、空っぽな
しっぽと内臓を発見した、おばさんと
本当のことは色々ある、皆が真実を知らない時は、特に。
全てはグラデーションだ
ある種の街では、誰かが何をやっても気付かないだろうし、
私にはあの街が、すごく抑圧的に感じられたし、
自分の存在すべてが飲み込まれてあやつられて
頭がバグってくような。
一つには化学工場の街中に充満する臭い。
一つはあの見たこともないような奇怪な、電圧塔・・・・・・。
よくわからない建物達、その距離は非常に遠く・・・・。
人口ゼロの空っぽな・・・。
私が罪を感じるのは、私が人間だからなのだろうか。
例えばあの規則的に並んだ木を通り抜けて、上を見ると、そこには巨大な十字架みたいな高圧電流の太い線に貫かれた奇妙な形の白い奴が立っていて、この公園は最後の方のエデンのようだ。
ここでは爆弾は爆発しない、だけど猫は殺される
何かが溜まっていて、それを「状況」というのなら、そうなのだろう。
存在感の無さ
その水溶液に溶け切って無意識に共振しているのか、固体としての自我を表明しているのかはわからなかったが
結局どれだけ素直に書いても馬鹿馬鹿しく感じる」
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